●本製品は、内閣府 官民研究開発投資拡大プログラムPRISM(プリズム)
「ほ場水位予測による応急対応促進:田んぼダムにおける湛水深及び浸水範囲予測と水管理システムの開発(代表:農研機構農村工学研究部門)」により開発した製品です。
ある農家の方が、おっしゃいました。
「畑にどのぐらい水分があるかなんて、土を触れば感覚でわかりますよ」
それを聞いた、農業技術者の方はこう思いました。
「農業には経験で培った感覚が大切だ。しかし、感覚を人に伝える事が、何と難しいことだろう……感覚を次の世代に伝える為にはデータ化が必要だ! でも、手間は増やしたくない!」
“簡単に感覚とデータをすり合わせたい!“
だいたいわかっていることを視覚化しておくのは大切です。
農業は長期勝負、去年のだいたいの感覚を覚えておくのは至難の技です。十年、二十年選手には造作もない事かもしれませんが、これからの農業を担う若者達の負担は、少しでも軽くしてあげたいものですね。
とは言え、せっかくデータを保存しても、毎日データの数値を確認して、今日感じた、だいたいの感覚とすり合わせていくと言うのであれば、逆に負担を増やすようなものです。
では、
『簡単に感覚とデータをすり合わせたい!』
とは言っても、どんなものが良いのでしょう?
そこで生まれたのが『サインアグリ』です。
サインアグリはだいたいの感覚と、詳細なデータを刷り合わせるためのツールです。
使い方は簡単で、畑の中につきさしておけば、センサーが土壌水分をデータ化します。 しかし、毎日データを確認する必要はありません。なぜなら、サインアグリは光ってお知らせするからです。
サインアグリの『光り』と
何となく感じた『気付き』を
刷り合わせます。
「畑が乾いてきているな」と思った時の
感覚の積み重ねが経験
だと思います。
その時の感覚を数値化出来ていれば、
経験値の取得スピードが加速する
と思いませんか?
※測定データを保存するにはデータロガー7586LOGが必要です。
サインアグリは赤黄緑の三色でLEDが光ります。
1.LEDの色が変った時
過去の天気とデータを比べて畑の水にどのように影響したのか考えてみましょう。
2.「畑が乾いてきてる!」と思った時
どのようにデータが変化したかを見て感覚とデータがずれていないか、確認してみましょう。
サインアグリの光り方が変る時と、自分の感覚のずれを、徐々に修正することで、
熟練した農業技術者の経験値を受け取る事が出来ます。
けっして、毎日確認する必要はありません!
サインアグリは用途に応じて3種類を用意しています。
水田用と畑用ではLEDの光る順番が異なりますのでご注意ください。
水田は水位が下がれば水不足で赤信号ですが、
畑は水位が上がれば根腐れで赤信号です。
土中の水分を測ります。
※ご注意
土中の水分や、水位は、作物によって必要な量が異なります。
赤黄緑のLED発光色は、あくまで目安にして、栽培中の作物に最適な環境をお整えください。
※ご注意
土中の水分や、水位は、作物によって必要な量が異なります。
赤黄緑のLED発光色は、あくまで目安にして、栽培中の作物に最適な環境をお整えください。